みりんは最強の甘味料?GI値やカロリーを比較
甘味料といえば、真っ先に思い浮かぶのは砂糖やはちみつではないでしょうか。しかし、和食文化に欠かせない「本みりん」が、実は体にも料理にも優れた甘味料であることをご存じですか?
本みりんが砂糖やはちみつよりも優れている理由を、GI値(血糖値の上昇度)やカロリーといった栄養面の観点から検証しましょう。
1. そもそも「本みりん」とは?
みりんは、蒸したもち米、米麹、焼酎を原料とした発酵調味料で、独特の深い甘さと旨みを持ち、照りやツヤを出す効果があるため、和食で重宝されています。
愛櫻純米本みりんは、もろみ期間が通常のみりんの倍の6ケ月、さらにそこから「熟成」されて、より甘みの強いのが特徴です。
2. GI値とカロリーで比べてみる
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値です。
この数値が高いほど血糖値が急上昇しやすく、肥満や糖尿病のリスクが高まると言われています。
みりんは驚くほど低GIで、他の甘味料よりも血糖値の急上昇を抑えてくれます。
また、カロリー面でもみりんは砂糖やはちみつより控えめです。特に、調理に使う際には料理全体のカロリーを抑える手段になります。
みりんは「体にも料理にも優しい」万能甘味料!
砂糖やはちみつと比較すると、
- GI値が低く
- カロリー控えめ
- 旨みと香りが豊かで料理の質を高めてくれる
という点で、みりんは非常にバランスの取れた甘味料です。
詳しくは、みりんの基礎知識をご参照ください。
3.みりんを甘味料として使うには
煮物や炒めものなど加熱する料理なら、そのまま使用することで、アルコールとともに具材の臭みも消し、また具材に旨みや香りを付けができます。
加熱しない料理にそのまま使うには、「煮きりみりん」や「みりんシロップ」に加工すると、アルコールの風味を飛ばし、甘味料としての使い勝手が広がります。
お子様にも安心です。
煮きりみりんとは?
みりんを加熱してアルコール分を飛ばしたもので、
甘味と旨味だけを活かすことができます。
● 作り方(基本)
本みりん:100ml
小鍋に本みりんを入れる。
中火にかけ、ふつふつと泡が出る程度に加熱。
弱火にして煮詰める(アルコール臭が飛べばOK)。
火を止めて冷ます。冷蔵保存で約1週間。
ドレッシング、酢の物
ヨーグルトやフルーツにかけて自然な甘さに
みりんシロップとは?
煮きりみりんをさらに煮詰めてとろみを出したもの。
● 作り方(とろみのある濃厚タイプ)
本みりん(三年熟成がおススメ):200ml
小鍋に本みりんを入れる。
中火で加熱し、沸騰したら弱火に。
約半量(100ml程度)になるまでじっくり10分程度煮詰める。
とろみが出てきたら火を止め、冷ます。
※焦げやすいので注意!
ホットケーキやパンケーキのシロップ代わりに
アイスクリームやプリンのトッピングとして
紅茶・カフェオレ・スムージーに自然な甘味を加える
自家製みたらし団子のたれや、和風デザートに
愛櫻レシピでは、幅広いメニューを紹介しています。ぜひ、お試しください。